2015年7月23日木曜日

【創作】記憶喪失友の会

作者:django

 ようこそ、ようこそいらっしゃいました。どうぞこちらのお席へ。そうですな、1テーブルに3人から6人ほどでお集まりいただくのが、よろしいかと。
 当“記憶喪失友の会”は文字通り、記憶喪失を互いに協力して楽しもうではないかという主旨で……お飲み物はいかがいたしましょう? なんなりとご注文を。お預かりしたお召し物やお鞄は、お帰りの際には必ずクロークにてお受け取りください。
 自分が何者なのかわからない! これは稀有な経験にございます。
 古今東西の小説に、映画にと、様々な記憶喪失者が描かれてまいりましたが、ああした物語のヒーローやヒロインの悲壮にして劇的なる気分は、紳士淑女の皆様方がいかに富を積み、その地位と名声を駆使なさいましょうとも、なかなかに味わうことが難しゅうございます。諸賢の著した文献によりますれば、一口に記憶喪失と申しましても、ごくごく一部の記憶が失われる――それもご本人自身から縁遠いものほど喪失されることが一般で、お話に描かれるような「名前も含めて自分が丸切り思い出せぬ」という事態はめったにお目にかかれない、とか。
 かように、完璧なる記憶喪失とは得難きもの。水を張った洗面器に顔を漬け酸欠になってみる、壁におつむを強く打ちつけ大脳にショックを与える等々ごときでは、再現のしようもありませぬ。
 おお……いかにすれば、あの小説、あの映画の主人公のごとき「私は誰?」を玩味できましょうや?
 そうした紳士淑女の切望にお応えするのが、私ども“記憶喪失友の会”にございます。僭越ながら当会独自の手法をば、皆様方にご提供し、ほんのわずかなひとときではございますが、完璧なる記憶喪失者として振る舞う妙味をご堪能いただけますれば、私どもの幸いに存じます。お飲み物は? よろしゅうございますか? ではいつでもお申し付けを。

~準備~


 それではテーブル上にご注目を。
 皆様方それぞれのお飲み物と、そして筆記用具と紙がございますな? 紙はお名刺やトランプほどの大きさがあれば十分、もし見当たらなければご用意させていただきますので、私めにお知らせを。少なくとも1人に1枚ずつ、人数分の枚数が必要。差し支えなければ、どなたかお手持ちの手帳やメモ帳から破り取った紙でもけっこう。
 さて、皆様には記憶喪失への準備として、それぞれ自分の紙に、この場にはおられぬ誰かの名前をお書きいただきます。
 誰でもよろしゅうございます。が、できますればテーブルを囲む他のお仲間方も皆ご存知と思われる、有名人や著名人がよろしいかと。その方がご存命か、それともすでにお亡くなりかは問いませぬ。架空の人物でもけっこう。名前は大きくはっきりとお書きになってくださいませ。そして今、紙にお書きになられた名前は他の方々には秘密になさいますように。
 他の方々に書いたものを見せない、他の方々の書いたものを見ない。そして書いた名前を口外せず、他の方々にも尋ねないとお約束ください。
 お書きになりましたら、その紙は伏せてご自分の前に置き、テーブルを囲む方々全員がお書き終えになりましたら、次をご説明いたします。


 ……皆様、お書きになられたようですな。
 では、それぞれお書きになって置いた紙を伏せたまま、テーブル中央へとお出しください。そうそう。よろしゅうございます。そしてご自分が書いたものではない紙を1つお選びになり、そのままお手元に。あらかじめ紙の色がお1人お1人が違うものをお使いになられると、混乱せずに便利ですな。
 まだその紙に書かれた名前を見てはなりませぬ!
 どうぞ紙はそのまま、そのままに。
 これで記憶喪失への準備は整いました。いよいよお楽しみの時間……ですがシェフによりますと、本日は「よい鴨が手に入った」由。お申し出くだされば、会の後のディナーも承りますので、いつでもお気兼ねなくお伝えを。

~記憶喪失者の嘆き~


 テーブルの皆様方のどなたか――そうですな、最も記憶喪失を渇望なさっておられる方が最適かと――が最初の記憶喪失者におなりになる。
 その方は、絶対に書かれた名前をご覧にならないように注意しつつ、自分の前の紙を手にし、片手でおでこにその紙を貼り付け、そのまま指で押さえます。ちょうど頭痛に悩まされて指をおでこに添え、困っているような、そんなお姿になりますな。そしてその指先とおでこの間には、名前の書いてある紙が挟まっておられる。書かれた名前が他の人には見える向きにしてくださいませ。
 紙に書かれた名前がご自身には見えず、他の方々には見える。それが肝要。うまくゆかぬ時は、隣の席の方が手伝って差し上げてくださいませ。
 実は、おでこに指で貼った紙に書かれた名前、それがその方が忘れてしまわれたご本人自身、その方の正体にございます! その名前をご本人は知りませぬ。見ることもできませぬ。まったくの記憶喪失と申せましょう。
 なんとなれば、どうぞご存分に、額に指を当てたお姿のまま、記憶が失われていることを大いに悲憤慷慨し、感情を込めてお仲間たちにお訴えください。
「だめだ……どうしても思い出せない!」
「わたしはいったい、誰なの!?」
「いつの間にかここにいたんだ。僕は、何者なんだろう?」
 よろしゅうございます。実に、よろしゅうございます!
 こうした嘆きをお聞きになられた、その左隣にお座りの方には、誠意と慈善の心を発揮して、その方が何者なのかをやんわりと伝える、記憶回復の一助となっていただきます。
 他の方の記憶回復の手助けには、紳士淑女として“4つのマナー”がございます。
 このマナーは、ぜひともお守りになってくださいませ。


一、紙に書かれた名前を直接口にしない
一、「きっと○○だと思う」のような推量の言葉で
一、「▲▲なので、だから」と、その人の服装や持ち物、見た目を理由に挙げる
一、嘘をついてはならない


 その方の名前は紙に書かれて見えるようになっております。しかし、その名前を他の方々はけっして口にしてはなりません! それをすぐに相手に伝えてしまっては、せっかくの記憶喪失が瞬く間に終わり、ご本人が思い出そうと悪戦苦闘する楽しみを奪ってしまうことになります。手助けは年齢ですとか性別ですとか、職業に通ずるヒントですとかを助言し、やんわりと慎ましく行うのが礼儀でございます。
 しかし、その助言も「キミは医者だ!」等と断定的に押しつけるのはいささか不調法ですな。皆様方は互いを尊重し合い「キミは医者だと思う」「あなたは若い男性に見えるね」「女優ではないかな、きっと」といったふうに、助けを得たお相手にも一考する余地があるようになさるのがよろしいでしょう。
 また、ご自分のお考えを伝えるのに、そう思う理由も挙げないというのでは、それを聞く側も納得しないというのは道理。記憶喪失を嘆くその方をよくご覧になり、その人の服装や所持品、見た目から受ける印象を理由とするのが当会のマナーでございます。
「その長い指からして楽器の演奏をするような気がする」
「明るい色のシャツを着ているから、まだ20歳台だと思うよ」
「その帽子……以前見たアイドルが被っていたような」
「背が高いね。スポーツマンじゃない?」
 いや、お見事ですな。
 沈痛な面持ちで額に手をやり悩む方をお助けになる皆様! まことにうるわしく、感服いたします。
 そうした皆様には言うも余計なことでありましょうが、助言で嘘を伝えるのは厳禁といたします。紳士淑女にあるまじき振る舞いですからな。しかし間違いや思い違いは仕方ないことで、当然禁じたりはいたしません。また、嘘がつけないために、挙げる理由と助言の内容が頓珍漢になることもありえます。「眼鏡をかけているから既婚女性だろう」ですとか、あるいは「その長い髪は企業のトップだと感じる」ですとか。そうなられても特に咎め立てはいたしません。


 最初の記憶喪失者が嘆き、その左隣の方が手助けに一言、助言いたしましたら、次は今まさに助言した方が紙を手に取り、記憶喪失になる番!
 やはり我が身をお嘆きになり、そしてまたその左隣の方が手助けに助言する……これをテーブルを囲む皆様方全員が記憶喪失となるまで続けます。先に記憶喪失になられた方々は、いささかご不便をおかけいたしますが、紙を指でおでこに付けた悩めるお姿のままでいていただくことをご了承願います。ひょっとすると、紙に書かれたお名前が重複する――同じ人物が2人以上、その場におられる、といったことも起こりえますが、当会としてはそれは問題になりませぬ。ですが、できればそれは避けたいとのことでありますれば、皆様方が最初にお書きになる紙を3枚ずつにして、それぞれに別の名前を書くようにし、その上で他の方の書いたものから1枚お選びになるようになさるのがよろしいでしょう。確率ゼロではありませぬが、重複しにくくなります。
 テーブルで最後の記憶喪失者が嘆き、その左にお座りの最初の記憶喪失者だった方が助言を一言お与えになりますれば、次をご説明いたします。

~記憶回復に向けて~


 お飲み物をお注ぎいたしましょうか? いつでもお申し付けを。
 さて、皆様方は晴れて記憶喪失の身の上となり、御自らが何者なのかを思い出そうとしておられる。
 おそらく、先の助言1つでは足りぬことでありましょう!
 しからばこれから4分間、ご歓談いただき、相互扶助の精神でお互いの記憶回復に努めていただきたく存じます。紙を指でおでこに付けたまま、訴え、質問し、それに答え、ご自身が何者なのかを探ってゆくのでございます。時計やタイマーのご準備を。
 この歓談では、先に示した“4つのマナー”を引き続きお守りください。
 名前を口にせず、断定的に言わず、身なりや格好、持ち物を理由に挙げ、嘘はつかない。これらを守って礼儀正しくであれば、どのような質問も回答も、助言も思うまま。順番をお気になさらず、助言を求める相手も左隣の方に限らず誰にでも、自由闊達にご歓談いただきたく存じます。そうそう、ご歓談中に記憶が蘇ったという方、その方はまだこの段階では、思い出したご自身の名もまた口には出しませぬように。興が削がれますからな。
 賢明なる紳士淑女の皆様方は、会話をお楽しみになられるうち次第に、次第にご自身の記憶を蘇らせていくことでしょう。時間は人数に合わせて調整なさいませ。誰も彼も一向にわからぬといった塩梅でしたら延長を、多くの方が早期に回復なさるようでしたら、早めに切り上げてもかまいませぬ。
 そのご様子ですと、もうかなり真相に近づいておられるようですな?
 けっこう、誠にけっこうでございます。
 雲をつかむようでいっこうにわからない?
 それもけっこう。なんとなれば、これは記憶喪失を楽しむ会にございますれば!


 ……4分経ちましたな。
 そろそろ皆様方には、ご自身を思い出していただく頃合いにございます。
 空にかかる暗雲が晴れ、真実の光が差し込み――ああ、皆様方はご自身が何者かを思い出されました!
 どなたからでもけっこうです。思い出したご自身の名前を感激とともに告げ、そして、うっとおしく指で押さえていた紙をテーブルに置きます。
 この際も注意して、紙は慎重に伏せて置くようにし、まだそこに書かれた名前を見ないようにします。また、他の方々も書かれた名前を口にしたり、思い出された名前とそれが同じか、違うかについても触れてはなりません。
「そうよ、わたしはビヨンセ!」
「まさか、僕が野口英世だなんて」
「俺はアントニオ猪木だったんだな……」
 残念ながら当会がご提供する記憶喪失の時間は、4分間の歓談の終了とともに消えてしまいます。助言等からぼんやりとしか思い出せなかった方も、これはというご自身の名前を思い出し、挙げていただくことになります。回復したご自身を宣言なさる際には「そうだ、私こそ初の合衆国大統領となったワシントン!」といったように、自らの事績を添えるも趣がありますな。
 皆様方全員が思い出され、紙をテーブルに置きましたら、次が最後になります。

~互いの健闘を讃える~


 おめでとうございます!
 皆様方は自らの記憶を失い、そして互いに助けあってこれを回復いたしました。その礼儀正しくも熱意ある振る舞いに、まさに紳士淑女かくあるべしと、私めも感激しております。
 これよりの2分間ほどは、皆様方はそれぞれに思い出されたご本人として喜び、協力してくれたお仲間の方々に感謝して、互いの健闘を讃えあう時間にございます。これもまた、人数等に合わせて長くも短くもご調整を。もはや“4つのマナー”を守らずともよろしゅうございます。ご自身の記憶を取り戻した、苦難をともに乗り越えた開放感をともに分かちあう時にございます。
 ――ただし、他の方々の前の紙に書かれた名前について、それを皆様はご存知なわけですが、これについて触れてはなりません!
 他の方々が思い出されたというご自身、それは紙に書かれた真実の名前とあっていることも、間違っていることもありえます。
 しかし、この場でそれを告げることは、記憶を回復したと喜ぶ方々に対して、まったく無作法なこと! あっていようと間違っていようと「おめでとう」「よかった」と祝い、皆様方のそれぞれが、それぞれに「思い出した自分」であることを認め合ってご談笑してくださいませ。


 さてさて、とうに2分経ちましたか。
 どうしても気になるようですな?


 よろしゅうございます。しかり、まさにしかり。どうぞ皆様、目の前の紙を表にして、書かれた名前をご確認くださいませ!
 いかがでございましたか?
 思い出されたご自身と、その名前はご一致なさいましたか?
 なさいましたか! それはそれは慶賀の至りにございますな。
 そちらは……違ごうてございましたか。お気落ちなさらず。ままあることにございます。記憶喪失が深ければ、違ったご自身を思い出されるのも不思議ではありませぬ! どうぞ、手助けした他の方々をご非難なさらぬように。その方々もけっして嘘をつかず、最大限に手を差し伸べたのでございますよ?

~閉会まで~


 まだお時間がお許しの方々は、同じテーブルでもう一度、あるいは別のテーブルで新たなお仲間とお集まりになり、何度でも当会での記憶喪失をお楽しみくださいませ。私どもの手法は実に簡単で、もうご説明せずとも、皆様方がご自身たちで自在にご活用できることでしょう。
 お帰りの方々は、クロークにお預けになられたお召し物、お鞄等をお忘れなく!


 お飲み物の追加はいかがですかな?
 それにディナーもご所望とあれば、私めに。
 左様、上等な鴨が入手できているとシェフが申しておりますれば、お気兼ねなく。
 はて、いかがなさいましたか?……はて、私めにございますか? 
 なるほど……いや、しかし……私は……誰でしたでしょうね?

記憶喪失友の会:会則

 本会は、小説や映画の主人公のような名前も思い出せない記憶喪失、及びそこからの回復を楽しむことを主旨に、独自の手法を提供するものである。
 入会に制限はなく、以下に示す手法も会員・非会員の別なく参照、実践でき、内容の再公開や改変もまた自由とする。

【道具】
・メモ用紙(※参加者各人が色違いにできれば便利)
・ペン(※紙の裏に透けない鉛筆がよい)
・タイマー(※なくても問題ない)

【準備】
1.参加者3~6名はテーブルを囲んで座る。
2.各人は紙とペンを取り、紙に他の人もよく知る有名人の名前を大きく記入。
 ※有名人は故人や架空の人物でもかまわない。
 ※書いた名前は他の人に知らせないように。
3.記入した名前が見えないように、紙を裏返してテーブル中央に置く。
 ※各人がそれぞれに別の名前を記入した3枚を提出すると、重複が避けやすい。
4.自分が書いたもの以外の紙を1枚、手元に。
5.取った紙は裏返しのまま、自分の前に置いておく。

【開始・1つ目のヒント】
1.最も記憶喪失願望のある人から始める。
2.自分の前の紙を手に取り、指で名前が他の人に見えるようにおでこに当てる。
 ※自分は記入された名前を見てはならない。
 ※名前が読みづらい位置になっている時は隣の人が直すのを手伝う。
3.おでこの紙に書かれている名前は、その人が名前も忘れてしまった当の本人、正体となる。他の人はその名を口外してはならない。また本人も途中で自分の正体がわかったと思っても、最後に紙を表にする時まで口にはしないこと。
4.おでこに紙を当てたまま、「私は誰なんだろう?」と、左隣の人に嘆く。
5.左隣の人は正体についてヒントを1つ与える。
 ※下の「ヒントの出し方」を守ること。
6.続けて、今度はヒントを出した人が自分の前の紙をおでこに当て、上記と同様にする。
7.一巡して全員がおでこに紙を当て、ヒントを1つ貰った状態になるまで続ける。

【ヒントの出し方】
1.紙に書かれた名前を口にしない
 ※途中で自分の正体を思い出した(気づいた)場合も、それを口に出さないように。
2.「きっと●●だと思う」というような推量の言葉で。
 ※あくまで言葉遣い。正体を知っているのでヒントの内容は正確なものでよい。
3.「▲▲なので、だから」と、その人の服装や持ち物、見た目を理由に挙げる。
 ※おかしな言い方になっても問題ない。「眼鏡をかけているから女性」等。
4.嘘をついてはならない。
 ※単なる間違いは許容される。他の人がその場で訂正してもよい。

【さらなるヒント・記憶回復】
1.4分ほど自由に質疑応答し合い、自分の正体を探る。
2.時間は人数や雰囲気により調整。誰もが五里霧中のようなら延長、時間前にほとんどの参加者が記憶を取り戻した(自分の正体がわかった)ようなら、早めに打ち切るのも可。
3.質問や返答の際には「ヒントの出し方」を守ること。
4.時間が経過した(あるいは質疑応答を打ち切った)ら、その時点で全員が記憶を取り戻したものとする。
5.任意の順で1人ずつ、おでこの紙を自分の前に裏向きに置き、「私は■■な××だったのだ」と、喜びとともに思い出した(探り出した)自分の正体を告げる。
 ※記入した名前を見ない。他の人もその正解・不正解について公言しないこと。
 ※思い出せていなくても、適していそうな有名人の名前を頑張って挙げる。
6.全員が正体を思い出すまで続ける。

【健闘を讃え合う】
1.2分ほど、それぞれが自己申告した正体の人物として語り合い、互いの健闘を讃える。
2.これも人数により時間は調整。早めに打ち切ってもかまわない。
3.他の人の思い出した正体が間違っていても、それを指摘しないこと。歓談中は相手を、その人自身が告げた人物として扱う。
4.時間終了後、それぞれの前に置かれた紙を表にし、実際の正体を確認する。

以上

※「記憶喪失友の会」PDFファイルは→こちら 「記憶喪失友の会:会則」PDFファイルは→こちら
「記憶喪失友の会」TEXTファイルは→こちら 「記憶喪失友の会:会則」TEXTファイルは→こちら


報告 みちのく未来基金へ寄付を行いました

2015/4/5に Game Poem Party を行いました。この際、実験的な企画として参加者1名につき50円をみちのく未来基金に寄付いたしました。領収書が届きましたので、公開させていただきます。(主催がうっかり領収書を汚してしまいました。画像が汚くて申し訳ありません)




実際の参加者がすくなかったため、主催者がいくらか追加して寄付を行いました。(なお、寄付金は主催者側の持ち出しです。もらった会場費は寄付金に充てていません)
みちのく未来基金は震災遺児に返済不要の奨学金を提供する団体です。
http://michinoku-mirai.org/index.html